答弁骨子
@ 開園当時、土壌についてどのように考えていたのか。また、限られたほんの一部分を土壌改良しているのはなぜか。本当の意味での「薬草園」として改善させる必要があると考えているのか。一気に土壌改良を行わないのはなぜか伺う。
〇薬草園の整備時には、土壌が植物の生育に適さない粘土質であることを把握しており、一定の土壌改良を行った。
〇しかし、開園後、薬草の生育が芳しくなく、植栽豊かな魅力ある薬草園とするためには、さらなる土壌改良が必要と考えた。
〇そこで、県内製薬企業の協力により漢方堆肥を活用した土壌改良を進めている。
〇全体を一度に土壌改良する場合、大掛かりな作業となり、薬草園を一定期間休業する必要があるため、順次実施している。
〇今後も引き続き土壌改良を進めて、植栽展示の充実に努めていく。
答弁骨子
A バスの停留所の設置について、循環バスを運行する大府市や路線バスの事業者との交渉はどこまで進んでいるか伺う。
〇来園者の利便性を高め、より多くの県民の皆様に薬草園にお越しいただくためには、公共交通機関の利便性を高めることも有効だと考えている。
〇そこで、薬草園前に新たなバス停留所の設置等について、周辺でバスを運行する知多乗合株式会社及び大府市と協議した結果、採算性等を考えると、難しいとの結論であった。
〇しかし、大府市の了解を得て、薬草園に近い3か所のバス停留所に「薬草園まで徒歩5分」などと書かれた案内表示板を設置した。
〇この案内表示により、バスで来園される方へ利便性が向上したと考えている。
答弁骨子
再質問
@ 薬草園の設計はどこに委託したのか。土壌改良については設計ミスであり、それに気づくことのなかった県当局のミスでもあることを認めるか伺う。
〇薬草園の設計については、公園緑地等の設計を行う業者に委託して実施した。
〇実施設計に沿って、開園前に客土を行った。
〇しかし、開園後に一部で薬草の生育が芳しくないことを認めたため、さらなる土壌改良を実施している。
答弁骨子
再質問
A 今後、どのくらいの規模で土壌改良が必要か。どのくらいの期間で土壌改良を予定しているのか。また、粘土質の土を取り除き、良質の土を入れる方法を採用しないのはなぜか。
〇現在実施している土壌改良は、体験薬草農園及び圃場を対象としており、平成31年度末までに完了する予定である。
〇地元市町の代表や学識経験者から成る「あいち健康の森薬草園に関する運営懇談会」の提案を受けて、現在の漢方堆肥を使用する土壌改良を実施している。
答弁骨子
再質問
B 特定の企業の協力を得て実施する漢方堆肥による土壌改良を、県当局はどのように考えているのか。
〇使用する堆肥については、県内製薬企業が漢方薬を製造する際にできる「搾りかす」を活用しており、ごみを減らすことにつながると考えている。
〇この方法は、同製薬企業の農場で、既に土壌改良の実績があり、協力が得られたため実施した。
答弁骨子
再質問
C 朝鮮人参を栽培し展示することについてどのように進行しているか伺う。
〇県内の製薬企業の協力を得て、園内に専用の栽培施設を設置して、昨年10月から試験的な栽培を開始している。
〇順調に生育すれば、5、6年後には、収穫できる見込みである。
〇朝鮮人参の栽培は、厳しい温度管理などが必要で、容易ではない。
〇しかし、栽培に成功すれば薬草園の目玉となることから、今後も積極的に取り組んでいく。
答弁骨子
再質問
D 薬草園で薬物乱用防止を啓発することについてどこまで進んでいるか。また、ケシや麻薬等の映像の展示広報をどのようにお考えか伺う。
〇園内の研修展示施設に、ポスターを掲示し、リーフレットを来園される方々に配布している。
〇さらに、薬物乱用防止の講座を開催し、大麻やケシ等の情報を提供するなどして、薬物乱用防止の啓発を行っている。
〇映像を用いることは、啓発効果を高める上で有効だと思われるので、その実施に向けて検討していく。
〇また、今後の取組として、薬木である桜を集中的に植樹し、多くの県民の皆様が薬草園に一層親しんでいただくきっかけとする。