平成24年2月定例議会

3月2日 一般質問  (大村県政の一年を検証する)

 

<筒井議員>

 大村県政誕生後の1年を検証する質問を致してまいります。

昨年3月3日、大村氏が知事として出席した初の一般質問で、私(筒井タカヤ)は、自らの信念と政治的良心に基づいて、厳しく質問を致しました。

 知事当選後、鼻息の荒い大村秀章氏に対し、野党の立場である自民党議員として、率直な意見を述べました。これに対し知事は、不遜にも冷や水を浴びさせられたとして激昴(げきこう)し、「自らの意向に反する議員を抹殺する為、翌月の県議選に対立候補の刺客を送る。」と県議場で表明をされました。その対象なる人物は名古屋市名東区ではわたくし筒井タカヤでした。

又、豊田市では倉知俊彦氏。岡崎市では青山秋男氏の3名でしたが、知事の権力を持ってしても消し去ることは出来ませんでした。以来、不遜な大村秀章氏に対して真剣に県政の大道を歩むようにと、毎議会においてこの檀上から常に毅然とした議論を展開してまいりました。(しかし、未だ適格な回答を頂けておりません。)

 

大村知事、中国の戦国時代後期に活躍した、荀子(じゅんし)という儒学者をご存知ですか。ギリシヤ哲学史におけるアリストテレスの中国版のような人物だと位置づけられている人物です。

 荀子は、こう言っています。「我を非として接する者は吾が師なり。我を是として接する者は吾が友なり。我に諂諛(てんゆ)する(即ち、へつらう)者は吾が賊なり。」

 

更に、「古(いにしえ)の学ぶ者は己のためにし、今の学ぶものは人の為にす。」とも言っています。これは、「昔の人は、自己を鍛えるために学ぶことに勤めていた。今は他人から名声を得るために学び勤めている。」という意味です。

 自分に厳しい言葉を言ってくれる人こそわが先生であるという、冒頭(ぼうとう)の一文を考え合わせると、彼の真摯(しんし)な人柄を感じます。

 私は、大村知事に率直にこの言葉を送り、今後の愛知県政を担(にな)う心構えの基本とされんことを切に願い、「以下」本論に入ります。

 

 

 質問の@として、大村秀章氏は、10%県民税減税をマニフェスト最大の目玉として県知事選を戦い、当選されました。

昨年も質問しましたが、意図的に回答なさらなかったので、その本意を確認する為、改めてお尋ねします。

 

あなたは衆議院議員時代、国会で一言も「減税」ということを発言されませんでした。同様に、自民党県連会長時代も、10%減税を主張し名古屋市長選挙に臨む河村たかし氏に対し明確に、「地方都市が減税をしたってほとんどその効果はない。今は歴代の県知事が愛知県の産業立県とした数々の産業の誘致や中小企業の育成という実績を見習うべきだ。我々自民党がそれを支えて来たのだ。」とハッキリおっしゃいました。

 

それは名東区役所講堂における大村秀章自民党県連会長の、反河村たかし、反減税の演説でした。その録音を私は持っています。そこで明確にお答え下さい。あなたは、いつから減税論者になったのですか?河村市長に賛同しておけば、知事になれると思ったのですか?「そう、その為の放弁だ。」と言ってくだされば、それなりにスッキリし、理解ができます。知事、今一度答弁を求めます。

 

次に、県議会の「減税日本一愛知の会」を除くほとんどの会派の議員が、減税するよりも今は、地場産業の強力なテコ入れを考えた最善の施策をおこなうべきだと訴えてきました。それなのに、知事は昨年の2月、6月、9月議会まで一貫して、その声を無視し続けました。こうした県議会の声に一切耳を貸そうとはせずに、10%県民税減税を主張し続けたのは、誰であろう大村知事あなたなのですよ!

 

にもかかわらず、今、プラグインハイブリット車等の減税によって地元主要産業の活性化。更に、中小企業の復興策に大胆な融資の支援を打ち出しました。これらはあなたが、10%税減税では、効果がないと考えた結果ではないですか。

これらは、もともと自民党が中心となってやって来たことじゃないですか?もっと早い段階でもっと素直に今は、10%県民税減税は間違いだったとお認になるべきです。

 

なのに、今にいたっても、任期中に10%県民税減税は実行したい旨のことを言っておられるようだ。

 

そこで知事にお尋ねします。

今、、、議会に提案なさっている地元産業復興の施策は、継続されないのですか?

良く考えてください。愛知県の景気がこの1年や2,3年で回復して、県税収入が伸びるとは誰も考えていません。

ここらで、10%県民税減税施策を中止して、更に継続して地元産業復興策として施策を続けられるべきだと考えます。(知事の所見を求めます。)

 

 

また、10%県民税の減税を断念するにあたり、あなたは盟友・恩人である河村市長に直接話さずに、海外の出張先から電話で話をされたそうですね?

 真に、無礼千万このうえもない卑怯な政治家の姿を見せつけられた思いです。大村知事、あなたは逃げたのです。ハッキリ言うなら盟友への裏切りです。

自民党を裏切り、今度は河村市長をも裏切りました。今は、『寄らば大樹の下』ではなく、『寄らば橋の下』なのですか?

ちょうど1年前の議会において私は大村知事を、ヒットラーである河村市長によって押し上げられたムッソリーニであると私はこの議場で言いました。

今回は、更に、それに付け足したい。「ムッソリーニは、ヒットラーを裏切った」と断言する。

 

 

 質問のAとして、中京都構想について質問します。昨年3月3日の議会で私は、中京都構想は大阪都構想の愛知版コピーだと表現しました。今あえて訂正させていただきます。

 単にネーミングをコピーしただけの類似品で、まったく中身のない代物だということが、明確になりました。

先頃の貴重な税金の公費をつかっての中京都構想戦略会議で、知事の中京都構想は、大阪都構想のようなシッカリした考えを持たないことが次第に明らかになって来ました。

 

大村氏は、中京都構想については知事選に出るにあたって考えに考え抜いた政策だと私(筒井タカヤ)からの質問に際し、答弁されました。

しかし1年間経過しても、中京都構想の知事の考えは未だ示されていません。ご自身で選んだ中京独立戦略会議の委員から「知事・市長が何を考えているのかを、まずお聞きたいし、早急に中京都構想の内容を示してください。」などと、言われる始末です。

これはもう恥さらしです。

河村市長は、名古屋と愛知が一体になるなんて少しも考えていません。400万人名古屋都市が中京都構想である。尾張名古屋共和国であると公然と再三主張しています。

河村市長の頭の中には、愛知県は西三河・東三河は眼中にはないのです。

 

 

そこで、知事に質問いたします。

あなたは昨年3月3日の私の質問にこう答弁されています。名古屋と愛知が一体となるのが中京都構想だとお話しなさいましたが、公然と河村市長が中京都構想は尾張名古屋共和国400万人都市を作ることだと主張し続ける限り、大村知事が言う中京都構想は茶番劇です。

 

ジックリ河村市長及び名古屋市議会の各党派の代表者とも話し合いをすべきではないですか。  知事の答弁を求めます。

 

今は、みんなの党と同じで、大村・河村グループは、恥も外聞もなく橋下市長の動きばかりを気にかける『寄らば橋の下』であります。また、大村知事は重要な愛知県議会が開会なのに、今日は東京で石原都知事、明日は大阪で橋下市長に再三会いに行かれています。まるで、愛知県知事としての仕事を放り出して政局遊びに走り廻ってるようではないですか。

 

ところで、次の次の衆議院選挙に出て、大物国会議員や主要大臣、さらには総理大臣になるために県政をご自身の栄達の為に利用するなんてあってはならないことです。そうした不遜な姿勢を改めてもらいたいのです。特に大村秀章氏これまでの経歴が副大臣だけではまだご不満のようです。あなたが衆議院に初めて立候補された頃の純情な志に立ち返ってもらいたいとの思いであえてわたくしはお話を申し上げているのです。

 

私が一体何を言っているのか?大村知事は次の知事選に出馬する意思がないということを耳にしました。その本心は、次の次の衆議院選挙に出馬する意思があるから、次の知事選に出られないと理解してよろしいのですね。また、愛知県知事になったというのは次の次の衆議院選挙のための箔付けと捉えていいのですね。

(知事の答弁を求めます)

 

 

質問のBとして、知事の政治資金パーティーについて質問します。

昨年は、大村秀章さんは日本一に輝かれました。

全国の知事で政治資金収支報告の収入の発表があり、大村知事は、なんと東京都知事石原慎太郎氏をも抜くと共に、今、、、親分格の橋下大阪市長のなんと2倍の政治資金8080万円もの収金能力。

 

 

民主党の小沢一郎氏と同様に政治は力だ、政治には金が要る。以前は余り名前も売れてなかった一兵卒の代議士が知事となると、橋下大阪市長の政局がらみの話題で便乗。次の国政への権力基盤作りその為に貯め込むおつもりでしょうか。

 

 

かつて国会議員時代に大村ひであき氏が自由民主党愛知県連会長の時がありました。それ以前も含め、それ以後も今に至るまで自民党県連主催政治資金集めの政経パーティーが続けられています。

その自民党県連のパーティーではこれまで来賓と称する人も含めて国会議員・市町村長・各支持団体の責任者も含めまして、これまで一名たりとも無料での招待者はありません。

 

大村知事もご自身が自民党県連会長をやられていただけに、この事は承知のはずです。

その大村秀章氏が、2月に知事に当選するや否や、翌月の3月にはパーティー会場として名古屋市内の大手ホテルを予約して、6月29日には「ガンバロー日本」大村ひであき政経パーティーが実行されました。

ご自身が立ち上げた「日本一愛知の会」会長となって、大村ひであき知事当選祝賀会も兼ねたこの政経パーティーを開催するにあたり、市町の首長・国会議員・県市会議員に「無料」でもって招待状を数多く出して参加をさせるような行為をどうしてされたのですか?力を誇示するためですか?今回あなたが行った大村ひであき政経パーティーの県内の有力政治家等の招待は明らかに公職選挙法に違反です。法律違反です。

 

私がそのように考える理由をこれから述べてまいります。公職選挙法によれば(公職の候補者等の寄付の禁止)として、

 第百九十九条の二、即ち公職の候補又は公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む。以下この条において「公職の候補者等」という。)は、当該選挙区(選挙がないときは選挙の行われる区域。以下この条において同じ。)内にあるものに対し、いかなる名義をもってすると問わず寄付をしてはならない。

 

ただし、政党その他の政治団体若しくはその支部又は当該公職の候補者等の親族に対してする場合及び当該公職の候補者等が専ら政治上の主義又は施設を普及するために行う講習会その他の政治教育のための集会(参加者に対して饗応接待(通常用いられる程度の食事の提供)をのぞく。)が行われるもの及び第百九十九条の五第四項各号の区分による当該選挙ごとに当該各号に定める期間内に行われるものを除く。(以下この条において同じ。)に関し必要やむを得ない実質の補償(食事についての実費補償は除く。以下この条において同じ。)としてする場合はこの限りではない。

以上のように法律で定められています。

 

 

この法律は国会議員・都道府県知事・市町村長及び地方議員なら誰もが承知しています。ましてや東京大学法学部を卒業して優秀な官僚となり国会議員も経験された大村ひであき氏は充分知っておられます。

 この法律の条文を見る限りにおいて、今回の大村知事の政治資金パーティーは愛知県内の有力な政治家(国会議員,市町村長,県市会議員)および有力な各社企業,団体の責任者の多くが無料招待されていました。

さらに今回の大村ひであき政経パーティーでは飲食の提供および記念品、定価3000円程度の消火器も提供されておりました。

 

 この事実から見る限りでは、いかに現職の知事であるからと言って見逃されるものではありません。大村知事、あなたが行われた大村ひであき政経パーティーは明らかに法律に違反しています。

 この私の見解に知事はどうお考えですか。

(知事の所見を求めます)

 

 

 念のため申し上げておきますが、パーティーについては事務所のものがやったことであり、私自身は詳細は知らないなどと逃げないでください。

 

 大村さんの政経パーティーへの有力地元議員等の招待は国会議員時代から平気でずっと続けておられた行為であって、今回のように知事になったときの政経パーティーだけが手違いであったと言うことではありません。

 

また、これまでの大村秀章さんは国会議員時代に選挙区民ではない筒井タカヤをいつも招待(無料)していただいたが、今回はご招待がなかったのは何故でしょうか。

私には思い当たる節がありませんでしたので、お尋ねしたい。

おそらく今回招待されなかった理由は、自分が今、知事になった以上、有権者を招待することができない、迷惑をかけてはいけないとのご配慮があったから、今回は、筒井タカヤを招待(無料)しなかったのだろうと信じたい。が、しかし、仮にそうであるならば、何故同じ有権者である、他の同僚議員が招待されていたのか理解に苦しみます。その理由は彼らがあなたにとって身近な政治家であるからなのですか。

(知事の答弁を求めます)

 

 

県選挙管理委員会に質問します。

大村ひであき政経パーティーは確信のもとに政治資金集めのパーティーを開催しながら県内の有力政治家を無料で招待して飲食・記念品をも渡す行為は明らかに公職選挙法に違反するものと考えます。

県選挙管理委員会の見解を求めます。(以上のような件についての見解を求めます。)

 

 

県警本部長にお尋ねします。

知事という地位の人物をこの程度のことでは捜査・立件しないと言うのであるならこれ以後、国会議員・市町村長・県市町村議員が行う各種の政治集会・会合において来賓・招待者として無料で地域の有力者を政治集会・研修会と称する会合での飲み会や参加おみやげ、ほぼ3000円程度の品を提供しても捜査、はたまた公職選挙法違反として立件・逮捕したりすることはしないということにもなります。

 

知事がOKで、他の政治家はダメなどと言われない為にも今回の件、真面目に捜査していただけますか?

県警本部長の答弁を求めます。

 

更に本件に付いて真相を解明する為に、正式に法律に適合した書式でもって刑事告訴がなされ、告訴状の内容・手続きが出された時は、受理して詳しく捜査いただけますか?

県警本部長の所見を求めます。

 

 

あえて私がこうまでして議場において議会で厳しく追及して質問するのは、たぶん今年も大村知事は平然と反省もなく政治資金集めのパーティーを行うであろう人物だからです。

もちろん私自身は、政治団体による政治資金パーティーについては特に何の異議もないのです。私が言いたいのは、大村さんが自民党議員であったときに開いていたのは、「自民党」の名においての政治資金パーティーでしたね。

それが、愛知県知事となった今では「大村秀章」という個人の名において政治資金パーティーを行っている。それが私には納得がいかない。

次にやるときは、ぜひ個人の名においてではなく、あなたご自身が会長を務める「日本一愛知の会」の名において政治資金パーティーを開くべきです。

 

さらに言えば、あなたの事務所の職員が「大村秀章事務所」と書かれた名刺を持ってパーティー券を売り回るような行為はおやめになってください。

なぜなら、それは知事の職権に関わるからです。次に政治資金パーティーを開くのであれば、「大村秀章事務所」という名前を出さずに、「日本一愛知の会」の名前だけにしておくべきです。

(もういい加減に知事権力を笠に着たお金集めのパーティーをおやめなさいと申し上げる。)

尚、東三河県庁、城山病院、知事秘書等については質問時間の制約で後日の議案質疑でジックリおこなうこととします。

以上、知事の率直な答弁をお願いして質問を終えます。

 

 

<総務部長>

 県民税10%減税につきまして、今の産業振興のための施策を続けるべきではないかというお尋ねがございました。

法人県民税減税につきましては代替措置となる産業空洞化対策減税基金を創設し10%減税額に相当する50億円を毎年度積み立て、この基金を活用して県外からの企業の立地、県内企業の再投資、研究開発等を支援することといたしております。

個人県民税減税につきましては、エコカー減税などの自動車税制の見直しの対象が個人に対する減税であり、家庭への負担減に繋がるということ、更に雇用など個人への波及効果が見込まれることを踏まえ平成24年度の実施を見送ったものであり、今後の県経済と県収入の動向を踏まえつつ引き続き検討してまいります。

 

 

<知事政策局長>

 中京都構想についてのお尋ねについてお答えいたします。

中京都構想は、世界的な都市環境にするため、愛知県・名古屋を合体し強力で唯一の司令塔の元、二重行政を徹底的に排除しながら新しい大都市、世界と戦える愛知・名古屋を造っていくものでございます。

その為に現行の中央主権体制を打破し自立した行政運営体制を作ることが必要であり、三大都市圏で連係して実現につなげてまいる所存でございます。

 

その具体的な行政体制のやり方につきましては、昨年7月31日に本県および名古屋市、そして大阪、新潟を迎えた三府県に精励して知事・市町会議でとりまとめました大都市の自立と自治、愛知宣言で本行政の強化また、地域の地象に応じた多様性の担保など四つの基本視点を踏まえまして進むべきものとされているところであります。

 

ご質問にありました、河村名古屋市長が発言されてみえる尾張名古屋共和国につきましてはこれまでも名古屋市は近隣の市町村と懇談会の開催などを通じて連係を計られているところであり、そうした連係を更に進めていかれることは、中京都構想を前に進めていく上で有意義なものと考えてございます。

 今後、本県と名古屋市が共同設置しております、中京独立戦略本部におきまして、中京都構想について議論を積み重ね、目指すべき姿、方向性を取りまとめてまいりたい。

 

 

<選挙管理委員長>

 政治資金パーティーの開催につきましては、慣例法令に則り適正に開催されるべきものであると考えております。

 

<警察本部長>

 個別の案件を捜査するか否かについてでございますけれども、これにつきましてはお答えを差し控えさせていただきます。

尚、一般論として申し上げれば、警察といたしましては刑事事件として取り上げるべきものがあれば法統証拠に基づいて適切に対処してまいります。

次に告訴についてですが、仮定のご質問ですので答えを差し控えさせていただきます。尚、一般論として申し上げるとすれば警察は要件の整った告訴等に対しましては、適正に受理すると共にすみやかに捜査を遂げ、検察官に送付するものであります。

 

 

<大村知事>

 県民税減税はじめ政策についてご質問いただきました。

私は県政にあたりまして日本と日本経済に対して大いなる危機感をもち現在の閉塞感を打破するにはこの愛知が成長のエンジンとなって全国をリードしていく必要があるとの思いを強く抱いておるところでございます。

 そのため、マニュフェストにおいて中京都を創設し世界と戦える基盤を築き上げること理想的な経済・産業活性策を断行する平成楽市楽座を実現することなどを約束いたしました。

その一環として県民税減税や大胆な規制緩和、環境政策などを掲げ県民の皆様方の信託を受けたところでございます。

 続いて、県政の取り組みについてのお尋ねでございますが、私はこれまでも愛知県政に全力で取り組んでまいりました。これからも全身全霊で全力取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 

 政治資金パーティーはじめ、私の政治活動に関してのお尋ねがありました。

私の政治活動につきましては、ご質問の点も含めまして当然のことではございますが、公職選挙法、政治資金規正法などの法令に則り、適正適切にに対応

しております。これからもこれらに則り適正的確に対応してまいります。

 

 

<筒井議員>

  再質問と要望を致します。

 

私(筒井タカヤ)が責任者となって自民党名東区支部で、名東区役所講堂で、聴衆450名の前で、大村秀章自民党県連会長として堂々と反減税・反河村たかしの演説をされたこと、記憶にありませんか。

私は当時のあなたが演説された録音テープを持っていると先にも申し上げた。

だから、そのあなたが、一転して反減税から、減税支持者になったのかをお聞きしたのに、その点には一切、回答されていません。

 

 もう一度、お聞きします。

あなたはいつから減税主義者に転向されたか、やっぱり、知事選挙に出馬する為に転向されたとしか考えられないからです。もっと正直に、自分は日本を変える為に、時の流れとして減税論を言う河村市長人気に乗って、減税主義論者になったと堂々と話をすべきです。

それが事実だからです。

 

 今は、橋下大阪市長の時の流れに乗って「船中八策」主義論者に転向した。その為に、減税主義者ではない橋下市長に従って、減税論は一時的に旗を降ろすのではなく、旗を巻いたんだと正直に言うべきです。もう今では、河村さんは、もうお荷物になって来たんだと言えばスッキリします。

 

更に、次の知事選挙が近づいた頃を見計らって再度、マニフェスト通りに巻いてあった旗を開いて10%減税を主張する計算ですよね。 この点も、知事から直接答弁下さい。

反減税の名東区役所における大演説もお忘れなく答弁ください。

 

 

 ここに平成22年におこなわれた国会議員時代の大村秀章政経パーティーの招待状を持参しています。

 

 

 知事になられた昨年の平成23年大村ひであき政経パーティーの招待状は、何故か、私(筒井タカヤ)にはありませんでした。私は大村さんに嫌われるようなこと、どこにも思いあたりません。

 何故、昨年は筒井タカヤを招待くださらなかったのかをお尋ねします。

 

 いつも通りであれば、自民党県議員控室に全議員に招待状を配布しておられましたが、何故か、昨年は大村知事を支持する議員にのみ限定して招待状をお届けなさっておられたことをハッキリ記憶しています。

 

 さて、平成22年の大村秀章政経パーティーが、これです。ここには、キチンとパーティー券は20000円と印刷してある上に御招待と赤いゴム印が押してあります。

パーティー券ナンバーはありません。当日、私は欠席のご返事を出していました。 だからこのパーティー券を今日まで持っていたのです。

 当時は、筒井タカヤとは選挙区が違うので招待でも違反ではありません、とも申し添えます。同じ衆議院選挙区の首長・□県市町議会の議員さんは当時出席しておられた議員がいますので違反でした。

 

 

 国会議員時代と同様に県内の市町村長、国会議員・県市議員に対し、昨年のガンバロー日本。大村ひであき政経パーティーに招待されています。知事は、県内20才以上は全部有権者。有力政治家の招待は公職選挙法違反です。

 

 

 (違反があった事実をお認めになられますか、大村知事の答弁をもとめます。)

 

 

 今年も大村ひであき政経パーティーをなさいますか。いつごろですか。今年も、昨年と同様に県の外郭団体及び助成金を受けている団体にも政経パーティー券を送り続けますか?

 有力政治家を招待するのですか?

 (大村知事の答弁を求めます。)

 

 

 県警本部長に要望します。

 職務上、個々の案件について、この議場で述べることは出来ないでしょうが、知事なら有力政治家を政経パーティーとして招待して飲食・記念品を配る行為は許される。

 

 

 他市町村長や議員及び候補者とならんとする者は、違反だからダメだとしたら、それこそ信頼を失うことに通じる。法は平等であるのが警察であることを示したキチンとした行動を持って示していただきたい。

 

 招待者に無料で配布した記念品が、消火器なら、捜査も検挙もない。

 何故なら、火がついても消せるというようなことがあってはならんからです。

 

 ※この案件は、知事の犯罪です。

 

 

<大村知事>

 政策につきましては、先ほども申し上げたとおりこの日本と日本経済に対する危機感を抱いて、その閉塞感を打破するためにこの中京都を世界と戦える基盤を作る、また、理想的な経済・産業策を断行するなどなどを訴えて県民の圧倒的なご支持を頂いたと考えております。

 

政治活動につきましてはご質問の点を含めまして公職選挙法、政治資金規正法などの法令に則り、適正適切に対応してまいります。これまでもそうでしたし、これからもやっていきたいと考えております。

 そういった中で私が県民に皆さんから圧倒的支持をいただいた、日本一元気な愛知とつくるという目標に向かいまして、県会の皆様のご指導を頂き県民の皆様からもご指導、ご支援を頂き、これからも愛知県知事 大村秀章として県政に全身全霊で取り組んでまいりますので宜しくお願い致します。