令和2年:(6月)定例愛知県議会に、上程されている第102号議案 工事請負契約の締結
について(ジブリパーク整備工事公園緑地整備事業愛・地球博記念公園北口周辺整備工事合併工事)の承認の議案の「反対」討論を致します。
尚、本議案には「しまぶくろ朝太郎議員」と私(筒井タカヤ)が同じ考えであることを申し述べます。
上程されています議案は、すでに令和2年(2月)定例愛知県議会において
ジブリパーク推進事業費及び債務負担行為が可決されている内の工事契約106億円について承認を求めるものであることを理解しています。
「しまぶくろ朝太郎議員」と私(筒井タカヤ)も、2月の県議会におけるジブリパーク推進には承認・賛成しております。
このことからすれば、本議案の趣旨・意味することを理解しておりますが、2月の定例議会の終了後、中国の武漢から始まった新型コロナウイルス感染症は、お隣の韓国に、更には、ヨーロッパのイタリア・ドイツ・フランス・スペインに、又、ロシア、アメリカに、更には南アメリカ(ブラジル・チリ・ペルー)・アフリカ大陸、アジア各国にそして日本に感染が拡散。
つい先々月まで、私たちの愛知県にも新型コロナウイルス感染症患者(死者)も急増して、深刻な医療崩壊寸前の状況に追い込まれ、愛知県内のほとんどの企業・事業所が活動を停止するまでに至り、愛知県民に外出自粛を求められる事態となり、今、現在も、その影響は多大な被害を発生させています。
日本の政府もこの緊急事態を改善すべく、次世代が負担になることを承知のうえで、天文学的な超大借金による経済の立て直し策に懸命です。
今議会に国から交付された新型コロナウイルス感染症対策費の巨額な予算が計上されている所であります。
こうした愛知県の歴史的な新型コロナウイルス感染症対策に必死に取り組んでいる最中に...いくら予定・計画がなされているからといっても、今、ジブリパーク推進を実行することは、いかがなものでしょうか。
2020夏の東京オリンピック開催ですら1年延期となった今、更に、東京都・関東地区においては新型コロナウイルス感染の「第2波」が、まさに押し寄せている。
今、我々の愛知県でも、対岸の火事でもない、忘れていないだろうか。
今、愛知県が平然と県民の税金による巨費を投入して、不要不急のジブリパーク推進に暴走するような選択はあってはならない。
新型コロナウイルス感染症対策を国による費用だけではなく愛知県の単独の県費を投入することが必然である。
県民に寄り添う考えからすればこのジブリパーク推進の県費投入はハッキリと今は延期すべきであると強く訴えるものであります。
私は...愛知県政史上(146年)で、唯一の最多当選(12期・46年)の県会議員として、静かに耳をすませば、これまでの幾多の先輩議員諸氏の声なき声が聞こえます。
お前が、今一度、もう一度、正すべきだとの声です。
議会制度では知事と県会議員による2元代表制です。
知事の提案に対し、議員がその暴走を止める役割に、議員の使命があると、あえて議員の皆さんに強く訴えます。
何故、今、この緊急事態下において不要不急のテーマパーク建設(ジブリパーク)を強行するのか、何故、延期をしないのか、我々は新型コロナウイルス感染症対策に専念しますと県民にハッキリ何故言えないのかと問うと共に、議員諸氏の心の良心の決断に訴えるものであります。
(大村知事!) 今は県民に寄り添い新型コロナウイルス感染の「第2波」、「第3波」にも備え、苦しんでいる県民の被害救済に全力で取り組むべきで、本議案についての執行の一時停止・延期をすべきです。
最後に...皆さんに、パーソナルコンピューター開発の元祖とも言われた、スティーブジョブスのスタンフォード大学卒業式でのスピーチをもって終えます。
毎日を人生最後の日だと思って生きよう!
「すぐに死ぬ」と覚悟することは、人生で大きな決断をする時に大きな自信となります。
なぜなら、ほとんど全てのものは、周囲からの期待、プライド、失敗や恥をかくことへの恐怖なのです。
あなたの時間は限られています。
無駄に他人の人生を生きないこと。
ドグマに囚われないでください。
それは他人の考え方に付き合った結果にすぎません。
他人の雑音で心の声がかき消されないようにしてください。
そして最も大事なのは自分の直感に従う勇気を持つことです。
貪欲であれ、愚か者であれ、
貪欲であれ、愚か者であれと...。
私は、自分の良心と直感に従い「本議案」に...反対します。
(もう一度繰り返します)
長年に渡り県会議員として在職する者としての
「責任」と「誇り」と「信念」をもって「本議案」に反対します。
(以上です。)