令和3年6月29日
令和3年(6月:議会)警察委員会
<議事録>
(質問)筒井タカヤ議員
警察官は、パトカーや白バイなどの緊急自動車を運転して事件や事故に対応する
者、警察署や交番で勤務する者など様々な人々と接する機会が多いため、コロナに感染するリスクも高くなると思われます。
警察の仕事は県民の安心と安全を守る重要な仕事であり、多くの警察官がコロナに感染することによって警察業務が停滞することは県民の生活に大きな不安を与えてしまうものと考えております。
現在、県警もワクチン接種を進めていると聞いていますが、県警におけるワクチン接種者の選定方針について伺います。
(警務課長答弁)
県警察では、本年5月下旬に県から大規模接種会場における余剰ワクチンの接種の申し出を受けて、警察職員に対するワクチン接種を進めております。
接種者の選定につきましては、県民等と接する機会が多く、感染のリスクが高い業務に従事する警察職員や、業務の性質上、代替要員の指定が困難な警察職員を選定し、優先的に接種させております。
具体的には、パトカー、交番で勤務する地域警察官、留置管理業務に従事する警察官のほか、代替えが利かない機動隊員、航空隊員等がこれに当たります。
(質問)筒井タカヤ議員
接種者の選定については理解できましたが、現時点でどのくらいの警察官がワクチン接種を済ませているのか伺います。
(警務課長答弁)
本年5月下旬から6月28日までに5割強の警察職員が県から申し出を頂いた余剰ワクチンの接種を受けております。
(質問)筒井タカヤ議員
今後、夏から秋にかけて台風等の各種災害発生が懸念される中、それらに対応する警察官のワクチン接種を早急に進める必要があると思われます。
そこで、余剰ワクチンだけでなく、職域接種に関する検討や接種の完了目標に関する方針について伺います。
(警務課長答弁)
県警察では、本日から警察本部内で県警察の産業医等による職域接種を開始しております。
接種対象者につきましては、一先ず、本部庁舎で勤務する警察職員から進めてまいりますが、今後の警察職員の余剰ワクチン接種状況を踏まえ、警察職員の家族等への接種についても、検討を進める予定です。
ワクチン接種の完了目標につきましては、随時、余剰ワクチンを県からの申し出に基づいて接種させて頂いているほか、職員個人で接種を終えた者もいるため、明確な時期や人数をお示しすることは出来ませんが、今後も産業医と連携して余剰ワクチンと職域接種の両輪で一日も早く、一人でも多くの職員が接種出来るように取り組んでまいります。
(質問)筒井タカヤ議員
ワクチン接種の副反応と思われる発熱などの症状が出ることも想定されるが、県警としての対応策について伺います。
(警務課長答弁)
県警察では、ワクチン接種後の職員が副反応により出勤出来なくなることを想定し、余剰ワクチン及び職域接種における接種者が同一の所属に集中することがないよう、各所属毎に分散して接種させ、各種警察業務に間隙が生じないように留意し、対応しております。
(質問)筒井タカヤ議員
接種に関して実際に体調不良となった者が仕事を休めるような対策は講じているのか伺います。
(警務課長答弁)
県警察では、各所属の幹部に対して、ワクチン接種後の部下の体調管理を徹底するよう指導しております。
また、ワクチン接種後の職員が発熱等の体調不良で無理をして、出勤することのないように、国や県と同様に、職務に専念する義務を免除されることの周知及び適正な取り扱いを指導しております。