外国人の相談受理時における通訳体制問県内に在住するロシアの方が警察を頼り相談に伺うこともあると思いますが、ロシアの方に関わらず、日本語を話すことが難しい外国の方たちが相談、遺失拾得、被害の届出などで警察署に来訪した際に、県警察には適切に対応できる通訳体制があるのか伺います。

 

(答弁要旨)

 

県警察では、現在、警察職員の通訳員を 16 言語 296 人指定しているほか、民間の通訳人も42 言語 212 人を登録し運用しています。

 

参考までに、ロシア語については、警察職員と民間の通訳合わせて 10 名程の体制を確保しています。

 

通訳の運用については、教養課国際警察センターで一括して管理しており、事案に応じて警察署や現場に派遣したり、電話による通 訳をするなどの対応を 24 時間行っております。

 

また、分野について も被害受理などの犯罪捜査や、外国の方からの 110 番通報への対応 だけではなく、交通事故や困り事相談、遺失拾得の受理、運転免許 の更新をはじめとした各種問い合わせなど、幅広く対応しています。

 

最近では、全く日本語を解さない外国の女性の方が、泣きながら 110 番通報をしてこられた事案に対し、警察職員の通訳員が電話通 訳により聴取した結果、夫からのDVに関する相談であることが判明したため、迅速に対応できた事例もありました。

 

引き続き、通訳手法や語学能力の維持、向上を図りつつ、外国の 方への適切な対応に努めてまいります。