2022.10.4
令和4年9月議会 福祉医療委員会「質問答弁要旨」筒井タカヤ委員(県政自民クラブ)
━ 産後パパ育休に関して ━
(質問)【筒井タカヤ委員】
育児・介護休業法が10月1日に改正され、男女とも仕事と育児を両立できるように、産後パパ育休制度が創設されました。
制度の普及については、愛知労働局の所管でありますので、県がお答えできることではないと思いますが、この制度により、今後、男性が育児に参加する機会が増えていくと考えます。男性の育児参加という観点で、県としてどのような取組をされるのか伺います。
(答弁)【子育て支援課長】
本県では、これから父親になる方に対して、父親として知っておきたい妊娠中の母親の体の変化や、乳幼児期の赤ちゃんの様子、お世話の仕方などの育児情報を掲載した「子育てハンドブック「お父さんダイスキ」アプリケーション」の配信を2012年度から行っております。
また、2020年度の改修により、キーワード検索機能、日記・アルバム機能や予防接種・病歴の記録機能等を追加し、母子手帳と類似のものとしても御活用可能となりました。
このアプリを使って、父親が一緒に子育てを楽しんでいただけるよう、普及に努めているところでございます。
さらに、県直営の大型児童館であります、愛知県児童総合センターにおいて、毎月第3日曜日に、父親にも積極的に育児に参加していただくことを目的として「アナログカフェ」を実施し、親子でアナログなボードゲームやカードゲームを楽しんでいただいております。
こうした取組を通じて、男性の育児参加に向けて、しっかりと取り組んでまいります。
(質問)【筒井タカヤ委員】
産後パパ育休制度を利用した男性に対して、認定証を発行し、これを提示することにより、子ども用品を始めいろいろな施設の協賛で割引を受けられるような制度を拡充することを願っています。この観点について、県の考えをお聞かせください
(答弁)【子育て支援課長】
本県の子ども・子育てに関する総合計画である「あいちはぐみんプラン2020-2024」におきましても、男性の育児参加促進やワーク・ライフ・バランスに向けた取組を掲げているところであります。
具体的には、県労働局が、有識者や労働団体、経済団体等を構成員とした「あいちイクメン・イクボス応援会議」の開催、あいちイクメン・イクボス応援サイトの開設及びイクメン・イクボス企業の表彰といった取組を行っているところであり、福祉局としても、こういったものを通じてイクメン等の周知に協力しているところであります。
(質問)【筒井タカヤ委員】
はぐみんプランのことはよく知っています。自分の息子が産後の育児休暇を取ることは理解できるが、社会の中にはまだ、給料が減ることもあり、「もっと働かないか」という考えが残っている。そういった休暇取得者が、「この制度を活用して認証をもらった」といったような会話ができるような方向に、つなげていかなくては制度の理解は普及していかないと思う。
「こういう制度があって、こういう認証をもらった」と言える、間接的な広報を深めるような、温かい考え方を県も独自で示していくべきではないかと思う。
また、そういうことの活かし方も考えて頂きたい。
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