2023.3.9.
(令和5年)2月:愛知県議会(議案質問)本会議場にて
筒井タカヤ議長
<質問>
私からは、歳出第七款建設費第五項都市・交通費について質問をいたします。
愛・地球博記念公園に「ネコバス」をイメージしたモビリティの運行を目指した事業が計画発表され、県民から注目されています。率直にお尋ねをいたします。
今回の企画は、昨年に延期され開催された東京オリンピックで、人の移動に活躍したトヨタ自動車が開発した電動低速モビリティ5台程を整備・改装して園内を走行させる企画のようです。
県当局は、スタジオジブリの人気キャラクター「ネコバス」をイメージと発表をされているようであります。
しかし、県当局の発表によれば、運転手を除く5名しか今回のネコバスには乗客として乗れないことに、これはネコバスではなく、「ネコタクシー」ならぬネコタクではないかとの率直な声が寄せられています。県当局の誇大宣伝のネコバスの表現を修正していただきたい。
答弁を求めます。
次に、多くの来園者で賑わう広大な都市公園で、より楽しく、快適にするソリューションを提供するとも発表しておられます。確かに、真夏の猛暑の夏。
厳しい寒さの冬。この広大な園内を歩き、ジブリまで到着をするには、幼児連れ・高齢者連れ・障害者連れの人々からは、園内の移動を快適にするソリューションは、今回のネコタクでは、とてもとても応えられません。近い内に、別途、多くの人の移動を快適にする企画をお考えかに付いてお尋ねをいたします。
答弁を求めます。
次に、今回のネコバスならぬ「ネコタク」が、県民から愛され、理解いただけるような利用の配慮を求めます。
その考えの一つとしての提案です。本当のネコバスを求めます!ネコタクは、事前の申込受け付けで、幼児・障がい児(者)、身障者、高齢者を優先させる方針を打ち出してはいかがでしょうか?このネコタクの利用者に、県民が、笑顔で手振る光景がある姿を私は心から願っている1人であります。
ご検討いただけるのか、答弁を求めます。
最後に、ジブリに関する予算が、県民の税金、いつまでも県負担であることへの疑念です。運営主体のジブリと中日新聞社にも応分の負担をすべきではないかとの県民の声を、どのように、お考えか?答弁を求めます。
以上です。
<県答弁>
愛・地球博記念公園の「ネコバス」をイメージした車両の運行についてであります。
現在、公園内の移動につきましてはラッピングバス4台を運行し、子ども連れや高齢者、障害者の皆様を含め、多くの来園者にご利用をいただいているところです。
さらに、来年度にはジブリパークの残る2エリアや展望台、遊具がオープンする予定としております。
そうした中、公園にふさわしい移動手段として民間企業から、トヨタ自動車が開発した電動低速モビリティをベースに「ネコバス」をイメージした装いにして運行し、増加する利用者の移動をより楽しく快適にする新たなモビリティサービスの導入についてのご提案を頂いたところです。
導入を見込む車両の表現を含めた広報や利用者目線に立った快適な利用方法については、今後、運行に関係する民間企業5社と協議していくこととしております。
なお、「ネコバス」の名称につきましては宮崎駿監督の珠玉の名作映画「となりのトトロ」に出てくるキャラクターの名前であり、名前そのものに価値がある、まさにブランドであります。
このブランド名を変えることはできないということをご理解賜りたいと存じます。
今後も多くの来園者に楽しんでいただくため、ジブリパークを含め公園全体の魅力向上に努めてまいりますが、ジブリパークにつきましては県の許可に基づき運営を担う株式会社ジブリパークも開園に向けた準備に相当の負担をしており、今後も維持管理や企画展示の更新など独立採算で運営していくこととしております。
県といたしましては民間企業のノウハウを活用しながら、利用者目線に立った公園全体の運営にしっかりと取り組んでまいります。
<再質問> 筒井タカヤ議長
再質問させていただきます。
愛知県議会の議長・副議長室の入口正面にジブリのネコバス「イメージ」の正規に販売されている品が置かれています。
これが「となりのトトロ」映画でも登場してくるネコバスでした。ここには、ネコバスの車体の窓が片側「4ツ」から想定すると、20人から30人程の乗車は可能のイメージでありました。
今回、提案されるネコバスは、どう見ても6人乗りからすれば、子ネコバスかネコタクシーです。それでもネコバスを表明は、どうしても変えられないとおっしゃっています。
子ネコバスでは、いけませんか?小学生の子供でも、これをバスと言えば、けげんな顔をするでしょう。イメージの違いをどう説明されますか。
お尋ねをいたします。
現在、愛・地球博公園には「4台」のバスが運行しています。これをネコバスイメージにした改装を提案します。
いかがですか?答弁を求めます。さらに、増車の計画を求めます。答弁を求めます。
今回の「子ネコタクシー」は、弱者の優先の予約制を提言いたします。
ご検討いただけますでしょうか?ジブリは、愛と優しさを優先させる企画であって欲しいのです。
答弁を求めます!
運営主体のジブリと中日新聞社は、(株)ジブリパークでもっておこなっています。
私たちには、全てが県負担でもって運営のように思っておられる人々(県民)が、ほとんどのようです。聞くところでは、(株)ジブリパークもそれなりに負担をしているようだと聞いています。
(株)ジブリパークの取り組み分はどんなものがありますか。
答弁を求めます。
それにしても、ジブリが第1期・第2期が完成して、後から後から、これもあれもと求めがあれば、際限なく県が負担することになるのかについてお尋ねします。
答弁を求めます。
「以上」4点について再度お尋ねいたします。
更に、要望「1点」もさせていただきます。
今回の子ネコバスに付いて、いったいどれだけの費用が必要なのか、いまだ、不明のことでした。
ジブリ関係のトヨタを始めとする「5社」の協議でもって総額が、費用が決まるとの事でした。愛知県の予算は、これこれの計画で、こうした1つひとつの施設には、必要な金額がこれこれいるとして議会に提示が出来るようになっています。
愛・地球博記念公園整備費の「大ワク」の中からネコバス予算とするとしておられます。
これまで、ジブリ関連の施設整備は、ジブリ側の言いなりに近いものが多いとの県民の声があります。
ジブリ予算は、天下御免の得手勝手の「つかみ取り」と言われることのないように心に留めていただきたい。
これが要望です。
以上です。
<県答弁>
再度のご質問をいただきました。
現在、公園内の移動につきましては昨年11月1日のジブリパーク開園に合わせまして、園内バスを既存の2台から新たにラッピングを施した車両4台に増車し、子ども連れや高齢者、障害者の皆様を含め多くの来園者にご利用をいただいているところです。
このため、当面はこの運用を続けてまいりたいと考えております。
今回のネコバスをイメージした車両の運行については公園にふさわしい移動手段として民間企業から、増加する利用者の移動をより楽しく快適にする新たなモビリティサービスの導入についてのご提案を頂いたものです。
導入を見込む車両の表現を含めた広報や利用者目線に立った快適な利用方法については、今後、運行に関係する民間企業5社と協議をしていくこととしております。
なお、「ネコバス」の名称につきましては映画「となりのトトロ」に出てくるキャラクターの名前であり、名前そのものに価値がある、まさにブランドでありますので、このブランド名を変えることはできないということをご理解賜りたいと存じます。
ジブリパークにつきましては運営を担う株式会社ジブリパークも開園に向けた準備に相当の負担をしており、今後も維持管理や企画展示の更新など独立採算で運営していくこととしております。
県といたしましては民間企業のノウハウを活用しながら公園全体の魅力を高め、利用者目線に立った公園全体の運営にしっかりと取り組んでまいります。